胸が痛いとき、疑わしい病気

胸が痛いとき、疑わしい病気

肋間神経痛の場合は、脊髄から肋骨にかけて痛くなります。でもなんだか胸が痛いというとき、それが肋間神経痛なのかそうでないのかわからないことがよくあります。

そこで、胸が痛くなったとき、どんな病気が考えられるのか調べてみました。

胸が痛いとき、前胸部が痛かったら、狭心症、心筋梗塞、解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)などが考えられます。狭心症は、重いものを持ったり、階段を登るなど身体を動かして起こるタイプのものや、安静時の就眠中や朝早くなどのある一定の時間に起こったりするタイプのものもあります。

心筋梗塞は、以前から狭心症を起こしていた人によく起こります。狭心症よりひどい胸痛が続きニトログリセリンでも痛みは止まりません。

解離性大動脈瘤は、激しい胸痛と背部痛があります。これらの場合はすぐに高機能を備えている病院へ入院しなければなりません。

胸の痛みとともに席や呼吸困難があったら、肺梗塞や自然気胸が疑われます。肺梗塞は、強い胸痛、血痰、呼吸困難などを起こします。心筋梗塞とも大変似た症状です。自然気胸は肺が突然破れたような状態で、突然の胸痛と呼吸困難が現れます。ショックを起こすこともあり、直ちに高機能病院への入院が必須です。

胸痛が消化器系の病気の場合もあります。みぞおちの右側あたり(右季肋部=うきろくぶ)が痛くなったら胆石症かも知れません。発熱や黄疸を伴います。また激しい上腹部痛(背中や胸に痛みは放散します)があったら、急性膵炎の疑いがあります。これらの場合もすぐに病院へ運ばないとなりません。

以上のような急激な激痛でショックを起こしたり、全身に異常が認められるような場合でないときは、心臓神経症や帯状疱疹の可能性もあります。心臓神経症は、精神的に不安定な人によくおこり、心臓が悪い人と同じような動悸、呼吸困難、胸痛などの症状が出ます。内科を受診して異常が無いことがわかったら、心療内科などを受診するといいでしょう。

帯状疱疹とはウイルスの感染による皮膚の発疹で、神経の走行に沿って広がります。また身体の中心を境として右か左のいずれか片方にしかできません。発疹の現れる2,3日前から痛みがでます。発疹が全く消えてからも長く神経痛として痛みが出たりします。内科、皮膚科の受診が必要です。

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