背中が痛いとき、疑わしい病気

背中が痛いとき、疑わしい病気

肋間神経痛は脊髄から肋間に沿って痛みが出る病気で、背中から前身にかけて肋間神経に沿って胸部に鋭い痛みが走ります。強い咳をしたり、深呼吸をしたりしても背部痛を感じます。

この他にも、背部痛を伴う病気はいろいろ考えられます。どの場合でも、全身の状態がおかしいとき、ショックをおこしたときはすぐに高機能の病院へ移送しなければなりません。

背部痛でも発熱や咳を伴っているときは、急性胸膜炎の疑いがあります。背部痛と同時に胸痛があります。

肋間神経痛のように、強い咳をしたり深呼吸をして背部痛があるときは、帯状疱疹の場合もあります。発疹は体のどこにでもでき、赤くなって水泡ができ、その出来た場所に強い痛みを感じます。

背部痛と同時にみぞおちあたりに痛みがあるときは、胆石症、または急性膵炎が疑わしい病気です。胆石の痛みが激しいと、みぞおちの右側あたりが痛むだけでなく右側の背中にも痛みを感じます。また急性膵炎もみぞおちを中心として腹部全体が痛くなり、背部痛も伴い、ショック状態になることもあります。

背部痛と同時に前胸部痛を伴う場合は、狭心症、心筋梗塞、解離性大動脈瘤の可能性があります。狭心症は、重いものを持ったり、階段を登るなど身体を動かして起こるタイプのものや、安静時の就眠中や朝早くなどのある一定の時間に起こったりするタイプのものもあります。主に胸部に痛みが出ますが、同時に左肩から左側上腕、背部痛を伴います。

心筋梗塞は、以前から狭心症を起こしていた人によく起こります。狭心症よりひどい胸痛が続きニトログリセリンでも痛みは止まりません。激しい痛みでショックを起こすこともあります。

解離性大動脈瘤は、大動脈の壁(3層になっている)が解離(はがれる)する場所と関係して痛みの場所もやや異なってきますが、激しい胸痛と背部痛があります。これらの場合はすぐに高機能を備えている病院へ入院しなければなりません。

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